体重についてよく質問があります。
身長によって当然体重が変わりますので重さは当てになりません。
BMIと脂肪率で確認してください。
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BMIとは
ボディ•マス•インデックスの略で、身長と体重の比率を指標化したものです。
国内の一般的な参考資料です。
(ランナーとか関係なしで)
18.5未満、瘦せ型、低体重
18.5〜25未満、標準
25〜肥満(肥満にも段階あり、略)
(日本肥満学会資料より抜粋)
22が標準の真ん中です。
BMI=体重/(身長×身長)
体重は70kgなら70で。
身長は177cmなら1.77で計算
中長距離選手に適したBMI
長距離選手BMIが18〜20
中距離選手BMIが19〜21
一般のBMI標準は22
中長距離選手に適した体脂肪率
男性
8%台◎、9%台○、10%台△、11%以上太め。(※1)
女性(※2)
17%台◎、18-19%台○、20%△、21%以上太め。(※1)
(※1)太めというのは、ランナーとして太り気味という意味です。一般的な標準とは違います。
(※2)女性17%未満でホルモンバランス崩しやすくなるので注意!
こちらの外部サイトも参考にしてください。
順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科の修士論文
女性の長距離選手と月経
女性選手は、レベルが高い選手ほどBMIが低いです。そして脂肪率も低いです。
私の考えで、女性の体脂肪率を17%を◎にしていますが、それは正常なホルモンバランスを考慮してのことです。
17%がホルモンバランスを崩さないギリギリ限界らしいです。もちろん、これも個人差があることですが、参考のために一般論としてここにラインを設けました。
当然、ハイレベルを追求するなら、女性選手でも体脂肪率は極限まで落とすことで、体重も減りますから、その分で最大酸素摂取量も増えるます。
最大酸素摂取量は、体重1kgあたりで計算するので、総酸素摂取量を体重で割る訳なので、体重が軽ければ計算上の最大酸素摂取量は上がります。
最大酸素摂取量については、知識としておさえておくて程度で良いです。
全国大会で入賞するような選手には、監督やコーチがいるでしょうし、その辺りの知識の教育や生活上のアドバイスをしているはずです。また、そうあるべきです。
私の友人で、女性で実業団選手が何人かいましたが、彼女たちは月経が止まっていました。そのチームはほとんどの選手が止まっていたそうです。しかし、引退後は妊娠して出産もしています。子だくさんの元実業団選手もいますから、そんなに心配することも無いのかもしれません。
しかしながら、女性選手は女性の身体のこともしっかり勉強しておくことが大切です。
その知識が、妊娠、出産の時にも絶対に役立ちます。
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無理なダイエットと貧血
食事を極端に減らしたり、食事を何食か抜く等の過剰なダイエットは貧血の原因になります。アスリートは絶対にしてはいけません。
多すぎるカロリー摂取は控えなければおけませんが、一時的にご飯を抜いたり食事を摂らないことをしても、食べたらまたすぐに戻ります。毎日コツコツと続けられる方法を考えなくてはいけません。
痩せたいのなら、まずは無駄なお菓子類をやめるべきです。缶ジュースも砂糖の過剰摂取になります。
必要な栄養素は減らさずに余分なものを摂らない心の強さと自己管理力が問われます。どんな厳しい連写よりも、根性がついて自己管理能力が高まるかもしれません。
必要な栄養を摂らないことで貧血にもなります。そうするとタイムが一気に落ちますので、ダイエットの意味も無くなります。気をつけてください。
→持久系アスリートと貧血を詳しく見る。
まとめ
BMIの数値が最適な数値じゃなくても悲観することはありません。あくまでも【参考資料】として考えてください。しかし、向いていないのはほぼ間違いありません。
向いていない体型の人は、
どうやって自分は最高のパフォーマンスを出せば良いのか?
そのためのフォームは?
筋トレは?
と、自分自身でできること、変えられることを前向きに考えてください。
変えられない体型のことを悩むのは時間の無駄です。
変えられる未来の自分を変えるべきです。
ちなみに、私の身長は177cmです。全盛期の体重は68〜69kgです。BMIは21.7〜22.0です。中距離選手としては不向きです。身体がゴツいです。体脂肪率は9%台でした。
私も、かつてはこの体型が嫌で、色々考えましたがどうにもこうにも痩せませんでした。怪我でトレーニングを中断するとすぐに体重が増えます。太りやすい体質とゴツい体型は変えることができませんでした。
これが良くも悪くも個性です。
BMIが22なので、機材を使った筋肥大するようなウエイトトレーニングはしませんでした。重くなるので。
自体重での筋トレに重点を置きました。また、効率的に身体を操作することを最優先に考えてきました。
その結果、究極の平行移動と思えた競歩とナンバ的な身体操作方法で自分のフォームを考えています。
自分の現状を知り
足りない部分を補うためにどのような対策を立てて
目標に向かって
いかに実行するか
いかに自己管理するか。
このプロセスが大事だと考えています。
それが、走るための知識であり、練習日誌であり、自分に合ったメニューです。
みなさんのお手伝いをするためにこのホームページを始めました。
今後も、役立つ情報をわかりやすく説明していきたいと思います!
長距離選手は日々の練習で大量のエネルギーを消費するので自然に身体は絞れていきます。
→短距離選手、中距離選手の身体の絞り方を詳しく見る。
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