自分のスピードと持久力のバランスを分析して、足りない練習を考える。


◎全国出場レベル
○県で上位レベル(県の次、ブロック大会レベル)
△県大会出場レベル
×県大会出れないレベル

全国上位レベル☆
を追加するとさらに細かく分かれますが、ここでは全国出場レベルまでにしておきます。全国上位レベルの選手にはコーチやきちんとした顧問がついていると考えられるので。
 
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(1)スピード◎、持久力◎

(2)スピード◎、持久力○
(3)スピード◎、持久力△
(4)スピード◎、持久力×

(5)スピード○、持久力◎
(6)スピード△、持久力◎
(7)スピード×、持久力◎

(8)スピード○、持久力○
(9)スピード○、持久力△
(10)スピード○、持久力×

(11)スピード△、持久力○
(12)スピード×、持久力○

(13)スピード△、持久力○
(14)スピード△、持久力△
(15)スピード△、持久力×

(16)スピード○、持久力△
(17)スピード×、持久力△

(18)スピード×、持久力○
(19)スピード×、持久力△

(20)スピード○、持久力×
(21)スピード△、持久力×

(22)スピード×、持久力×

今の自分はどれに分類されますか?
 
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スピードと持久力が同レベルという人はあまりいないと思います。だいたいどちらか得意で、どちらか苦手です。

私は持久力が苦手ですが、スピードの方がもっと苦手です。

タイム相関表で比べるとわかりやすいです。得意はものは上の記録、苦手なものは下の記録になります。

苦手なスピード練習を怠らず、持久力のトレーニングは年間通して継続するように意識した練習メニューを組んでいます。

結局のことろ、バランス良くスピードと持久力を配分しなければなりません。

時期によって、スピードを強調するか持久力を強調するかを自分で考える必要があります。

苦手克服は大切ですが、そればかりやるのはオススメしません。得意の持ち味が死んでしまいます。

逆に、得意なことだけを練習するのもいけません。苦手を補うことも忘れてはいけません。

数字で表すと、スピード:持久力のバランスは、9:1〜1:9の範囲なります。10:0や0:10はいけません。
 
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種目ごとの無酸素運動と有酸素運動の割合

大まかに考えると以下のようになります。

無酸素:有酸素
400m 9:1
800m 6:4
1500m 4:6
5000m 1:9

詳しくは、エネルギー供給系の記事を参照してください。

基本的には、これらの割合で練習で走る距離のバランスをとるように考えると良いです。

距離でバランスを振り分けるのでは無く、練習の日数や練習所用時間で考えた方が上手くいくと思います。

例えば、
800m選手なら、大まかに考えて10日のうちにスピード6日、持久力4日です。

または、1日の練習で100分練習時間があるなら、60’をスピード練習にあてて、40’を持久力練習と考えることもできます。

スピード練習は高強度ですし、短時間で距離も走れませんし休憩も多く必要です。持久力練習は低強度で長い時間かかる練習です。一概に、距離で分けることはできません。

上の考え方もあくまでも一例ですので、練習メニューを組むときに意識してバランス配分するようにしてください。
 
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最初にした分類を分析して特性と課題を探す

スピードが苦手ならば、スピード練習を週に2回は入れるべきです。また、身体の使い方を改善するために、ジャンプ系の補強を取り入れるべきです。

スピードが苦手な選手がやるべきこと。

持久力が苦手ならば、ペース走を週に2回は必ず入れて持久力の基礎を固めるべきです。

持久力が苦手な選手がやるべきこと。

(1)〜(22)段階で全国レベルから県大会より下のレベルで分かれますが、シンプルに考えるとやるべきことは同じです。

それぞれのレベルに応じたトレーニングを知り、それを継続することが大切です。

(1)の全国出場レベルの選手は、さらに上の全国入賞レベルがあります。やるべき方向性や意識していることは間違っていないと思いますので、さらに質を高めて効率的なトレーニングを追求することが大切だと思います。

練習の質を高める取り組め怪我やオーバートレーニングのリスクが高まります。

怪我の予防

オーバートレーニングの予防

(22)の下のレベルの選手は、速くなるためのアプローチはたくさんあります。何から手をつけても速くなれます。自分が得意なことを見つけて、それを伸ばすことを考えた方が長続きしますし、楽しいと思います。【好きこそものの上手なれ】です。楽しむことが一番大事です。やらされる練習ではなく、自分の意思で取り組む練習だからこそ身体が反応しますし強くなれます。

これを読んでみて、取り組めそうなものからやってみてください。

強くなりたいけど何から手をつけて良いかわからない選手へ
 
 

まとめ

自分の長所と短所を自覚するこはとても大切です。

私の意見ですが、短所を克服するよりも、長所を伸ばすことを重視した方が記録は伸びると思います。

しかし、短所の克服も意識して行うことは必要です。短所を放置して良いとは思いません。あくまでも、優先順位は長所を伸ばすことで、長所を伸ばすトレーニングをしっかりやった上で次に短所克服に取り組むべきだと思います。

自分の持ち味は、基本的には変わらないと思います。遺伝子に組み込まれた親から受け継いだものだと思います。

変えられないことを一生懸命に変えようとすることは労力と時間の無駄です。変えられることを変えることで自分の身体能力を伸ばすことを考えましょう!

変えられることとは、自分の生活態度や生活習慣、自分自身の意識と行動です。目標を明確に持つことです。

目標が決まれば、意識が変わり、意識が変われば行動が変わります。行動の積み重ねが1日になり、1日を繰り返せば1週間、やがて1年になります。これが習慣化されることで、身体能力が向上して、結果がついてきます。1日に0.01秒速くなれたら、100日で1秒、1年で3秒65も速くなれます!!ストップウォッチで100分の1秒を止めようと思っても止められないくらいの短い時間です。

陸上競技は非常にシビアな競技です。ごまかしは効きません。まぐれもありません。

やったことが正直に結果に現れます。だから面白いのです。

自分自身が、良い方向に変身するのを楽しみながらトレーニングに取り組みましょう!

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