長時間の練習や湿度が高い梅雨、真夏の練習などで発汗量が多い時は、パフォーマンス低下させないようにミネラルバランスを保つことが大切です。
五大栄養素は、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルです。
その内、たんぱく質は練習直後のプロテインで、エネルギー源の炭水化物は食事で摂ることを意識する人は多いと思います。
ミネラル自体にはほとんどカロリーはありません。エネルギー源にもなりませんが、身体のバランスを整えるという大切な役割があります。ミネラルバランスが崩れると、痙攣しやすくなったりエネルギーを効率的に使えなくなり、エネルギー切れのような状態になってしまいます。
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電解質とは?
電解質とは、細胞内液や血漿などの体液に溶けた状態で存在しているミネラルイオンのことです。体内の水分量やpHバランスを保ち、神経伝達や筋肉の運動に関わっています。
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ミネラル分を補給、ミネラルバランスを維持するためには?
炭水化物などのエネルギーだけでなく、電解質を含む飲み物を摂取する必要があります。
市販品では、アクエリアス、ポカリスエットにも電解質は含まれていますが、経口補水液のOS-1が理想的です。値段も割高ですが。また、溶かすタイプで電解質タブレットもあります。トライアスロンなどの競技では自転車のボトルにこれを溶かし入れることは常識になっています。
陸上競技では競技時間が短いため、電解質バランスを意識することは教えられることは少ないと思います。確かに、レース自体では必要ないことですが、夏場などの長時間の練習時や1日何本も走る大会では必要な知識になってきます。
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飲み物の濃さがポイント
【アイソトニック飲料】
身体の浸透圧と同じ濃度に調整してある飲み物
【ハイポトニック飲料】
身体の浸透圧よりも薄めで調整してある飲み物
結論は、ハイポトニックを飲むことです。夏場などの発汗量が多い時期だとアイソトニック飲料を飲んだ場合、先に水分を吸収してしまい濃度が濃くなってしまいます。ですので、あらかじめ薄めに調整した濃度がちょうど良いのです。
市販のポカリスエットやアクエリアスは水で薄めればOKです。
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まとめ
昭和の時代は水を飲むな!なんて指導があったそうです。信じられない低レベルな指導ですね。何の根拠もない単なる根性練習です。ガマンが美徳だったのでしょう。
根性は必要ですが、意味のないガマンをさせる根拠のない練習は時間の無駄です。やらない方がましです。
根拠に基づいた理論的なトレーニングを積み重ねることが大切です。指導する監督やコーチはこれらの知識があって当然ですが、選手も言われたことをやるだけではなく、自主的にわからない言葉を調べたり関連する知識を増やしておくことはとても大切なことです。
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