笑顔の力でペースダウンを防ぐ
練習やレースでキツくなった時に顔をしかめていませんか?
この時に作り笑顔(口角を少し上げる)事で、ドーパミン、βエンドルフィン、オキシトシン等の脳内物質が分泌されて体の動きが少し軽くなります!
どういう事かと言うと、笑顔を作ることで脳がそれに反応して楽しいこと嬉しいことがあったと錯覚して、その時に出るホルモンが分泌されるのです。
本来は、楽しい気持ちになった時に脳が反応して、その結果として表情の筋肉が反応して笑顔が生まれます。今回は、その逆順で脳を刺激します。
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走っている時の笑顔の注意点
あまり極端に笑っていると周りから変な目で見られるので注意してください(笑)
しかし、これは冗談ではありません。
体が先か、心か先か。
イメージトレーニングと同様の原理です。
良いイメージを持って走ると体はそうなろうとします。逆に、キツく感じて顔をしかめると、その現実は変わらずにそのままペースダウンしていまいます。
きついとき、苦しみ、怒り、悲しみの表情
ノルアドレナリン、アドレナリン等のホルモンが分泌されます。キツい表情をしたり、その事を口にすることで、この分泌が過剰になります。
それが血管の収縮や拡張を過度に行うことに繋がり、その結果として活性酸素が過剰に発生してしまい、血管にも神経にも負担をかける事になります。
これがストレスです。
【走っている時の笑顔の練習方法】
jogの終盤
ペース走の後半
インターバルのラスト数本
レペのラスト1本
レース中
リズムが崩れそうな時や、身体がキツく感じた時、ペースアップしたい時に、目を細くして口角を上げて白い歯を見せてください。
初めは極端に笑ってみてください。慣れて来たら、他人から見てもあまりわからないくらいの笑顔でやってみてください。
練習では、インターバルとレペティションをする際に、レースを分割してイメージを乗せる方法があります。その練習のキツい場面で笑顔トレーニングもやると良いでょう。
→動的•静的イメージトレーニングについてを詳しく見る。
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笑顔=表情筋とフォームを連動させる
私の感覚ですが、目を細めて笑顔を作ったらこめかみの筋肉が収縮して、後頭部〜首筋が背中をひっぱり上げて、背筋が伸びる感覚があります。その時に少し胸を張るように意識すると腰もしっかり前傾を維持できて、走りが軽くなります。
それが永遠に続く訳では無く、キツい時に感じたその感覚を保つように心がけます。ひとつのきっかけです。
嘘だと思って一度試してみてください。これが合う人は、持久力やフォームが改善された訳ではありませんが、少しだけ速くなる可能性があります。やってみる価値はあります。
まとめ
いかがでしたか?
部活動等でこれを教わったことがある人は少ないと思います。
タイムを伸ばすためのアプローチのひとつとして考えてみてください。
部活動や学校の先輩は、学年が上がると自動的にその立場になります。しかし、企業では自動的ではありません。
笑顔の人の周りには自然と人が集まって来ます。逆に、いつも怒っている人やしかめっ面をしている人は孤立しています。
企業で上司と呼ばれる役職に就く人は、きちんと笑顔が出来る人だと思います。例え営業スマイルだとしても。無愛想な人でも、深く付き合って見たら結構良い人はいます。
しかし、企業では一人ひとりが企業の代表者です。周囲の人を不快にさせる表情や言動はアウトです。
話を陸上競技に戻します。
レース中や厳しいトレーニング期間において、笑顔を絶やさずに取り組める人は強くなると思います。常に前向きにいれると思います。
将来、陸上を辞めて、社会人になった時でもその精神は活きて来ます。社会人になっても陸上を辞める必要はありませんが。
走ることを生涯楽しみたいと私は考えています。その為にも笑顔は大切だと私は考えています。
素敵な笑顔は人を惹きつけます。
怒りや苦しみは人を寄せ付けません。
今日走れることに感謝して、練習の一本一本を大切にして、キツい場面では走れる喜びを噛み締めて笑顔でペースアップしたいものですね。
興味があったら、色々なホルモンについて調べてみてください。
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