大会後の反省と自己分析(客観的な数字編)に続き、次は主観的な感覚の振り返りをします。
数値化できない主観的な感想
【レース前の心境、精神状態はどうでしたか?】
適度な緊張感、過度な緊張、不安、逆に気持ちが緩んで集中できなかった等、思い出してみてください。
【これまでの練習は上手く積めていたのか?】
大きな怪我でのトレーニング中段やテスト期間で練習できない日があった等、予定通りできていたのか、できなかったのか。
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【調整したのか、調整無しで練習の流れの一環で出たレースなのか】
調整したのに体調を合わせられなかったのなら、その原因を練習日誌を振り返って考えてみてください。調整無しなら、どの程度で走れる予定だったのか。
調整方法とは何かわからない場合はこちらを参考にしてください。
【レース中の思考と行動】
また、レースで自分がどんなことを考えて、どんな風に走ったのかを練習日誌に記録するべきです。
【レース中の感覚】
そして、走っている時の感覚を自分の言葉にして書き残しておくと良いです。
【レース中の努力度】
がんばり具合も書きましょう。どこでペースが落ちたのか、どこで気持ちが切れたのか、何故そうなったのかを振り返ってみてください。
【ペース配分の成功、失敗】
ペース配分は上手く行きましたか?
自分に合ったペース配分の方法ですか?
入りをオーバーペースで入ると中盤で必ず中だるみします。その中だるみを上手く乗り切れましたか?オーバーペースをそのまま押し切ればラストで落ちます。それを最小限に防げましたか?
【予定外のペース時の対処】
予定外のペースになった時の対処や気持ちの切り替えはできましたか?
【ラストスパートはしっかりできましたか?】
途中経過が苦しくても、最後は気持ちを切り替えて少しでも動きを切り替えて最後まで全力で走り抜けることです。諦めてはいけません。
【意気込み、気合い、集中力はどうでしたか?】
これは自分しかわかりません。計測もできない大事な要素なので、練習日誌に書き残すなら主観を数値に置き換えて自分の中ルールで書くと良いでしょう。例えば10段階評価でいくつ等と。
集中できなかったのであれば、何故なのかを振り返って考えてみてください。繊細でプライベートなことが原因で大会や練習に身が入らないこともあるかもしれません。特に、思春期の学生なら恋愛や失恋の影響は大きいと思います。
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まとめ
これら全てが上手く行かないと記録が出ない、という訳ではありません。何項目もダメでも記録が出る時は出ますし、ほとんどの項目が上手く行っても、それまでの練習がきちんと積めていなければ記録は出ないかもしれません。
記録が出る時はこうだと、一言で言えるものではありません。
いくつもの要素が複雑に絡み合って、その大会の日に体調のピークを合わせられるかどうかも大切です。
陸上を始めたばかりの人や、中学生はここまで難しく考える必要はありません。取り組めることから1つずつやれば良いです。
しかしながら、レース後の反省は必ずしたほうが良いです。最低でも、200mか400mごとの通過タイムとラップタイムは振り返りましょう。
陸上競技の走る種目は、スタートしてからゴールするまでの10数秒から数十分、ハーフやフルマラソンになると2時間以上を争う競技です。
しかし、スタートラインに立つ前の過ごし方はものすごく大事です。結果に与える影響はとても大きいです。
ゴール後に、次のレースや練習に向けてきちんとクーリングダウンすることも習慣化しなければいけません。
大会で走る時だけでは無く、日常生活全てを陸上競技や取り組んでいるスポーツ•競技として考えることが大切です。
速くなるため、強くなるためのアプローチは色々なところにあります。
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