個人の運動特性について




このホームページで紹介する練習メニューでは、個人の運動特性を生かすように着意して作っています。他の言葉で表現すると、それが個人の持ち味とも言えます。大きく分けると、持久力が得意な人と瞬発力が得意な人に分かれるでしょう。また、どちらも得意な人、どちらも苦手という人もいるでしょう。

陸上競技は、短距離、中距離、長距離、跳躍、投てき種目という具合に、人間の身体能力の限界に挑戦するものですので、個人が最も得意とする種目を専門とすることが一般的です。

しかしながら、このホームページで紹介するメニューはあくまでも中長距離走、長距離ランニングを目標とする人たちに向けて作成しています。短距離の練習メニューではありません。
 
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長距離を得意とする長距離専門の陸上競技選手もいれば、中距離専門だけど秋冬には長距離、駅伝を走る人もいます。元短距離選手だったけど、大人になってマラソンに挑戦したいと考えている人もいます。

陸上競技経験者だけでなく、未経験者でもマラソンや長距離走に挑戦する人も多くいます。近年は空前のマラソンブームで年々挑戦する人は増えています。マラソンにステップアップするために5km、10km、ハーフマラソンという具合に段階的に距離を伸ばす人も多いでしょう。このように持久力が得意な人ばかりが長距離を走る訳ではありません。

学生時代に運動部に所属していたならば、自分が持久力が得意か瞬発力が得意なのか自分でわかると思います。
運動部の経験が無い人でも、小学校や中学校の体育の授業で走ったりした経験から自分の得手不得手はわかるでしょう。

運動特性は、変化するものではなく持って生まれたものと考えて良いでしょう。遺伝の要素が強いと思います。
若い頃は短距離が得意だったけど、40歳を過ぎて瞬発力が衰えたから、長距離タイプを選択する、ということではありません。その人は短距離タイプを選択してください。加齢による瞬発力、筋力の低下は誰にでもあることです。意識して筋トレを行う等して、低下を最小限に抑えている人もいれば、何もしないで年齢なりに落ちてしまう人など個人差は当然ありますが、根本的な得手不得手は変化しないと考えています。




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