全血献血は貧血気味になる。


全血献血したら中長距離走が遅くなります!短距離選手なら回復力が落ちます。

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成分献血なら問題ありません。赤血球を身体に戻すからです。ただし、成分献血は40〜50分時間がかかります。全血献血は抜くだけなので速いです。

 

血液ってどれだけあるの?

人体の血液は体重の約13分の1です。体重60kgの人で約4.6ℓ、50kgの人で約3.8ℓに相当します。

400㎖献血で約8.7%〜10.5%のヘモグロビンが損失することになります。

その分走るのが遅くなりタイムが落ちます。5000m約9%、1500m約6%、800m約4%記録低下する計算になります。

お恥ずかしい話ですが、無知な時代の私は過去に経験しています。私の教え子もやってしまいました。実際、計算通りの結果になってしまいました。種目ごとのエネルギー供給系の割合とヘモグロビン損失の割合、それがタイムに占める割合で計算しました。身をもってその確認ができたという訳です。

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献血のヘモグロビン損失で遅くなるタイム

献血直後
800m2’00″0→2’04″8
1500m4’00″0→4’14″4
5000m15’00″0→16’21″0

ヘモグロビンの数値が正常値に戻るには約3〜4週間かかります。

まとめ

献血は、日本の医療にとってとても大切なことです。この記事は献血を反対するものではありません。正しい知識を持って、自分の競技生活に支障の無いタイミングで成分献血をして貢献できるように、計画的に献血をした方が賢明ですよ、という私の意見です。

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